テストに脅かされない学習

「テストがあるから勉強する」

一見普通に見えて、大変な病理を含んでいる考え方だということをご存知でしょうか。テストがあるから…が、いつの間にか「テストのために勉強する」に代わっていきます。

この発想に陥ると、知る喜び、わかる喜びからどんどん遠くなっていってしまうのです。学習することはストレス以外の何物でもなくなり、働きの悪い脳を生み出すトレーニングになっていまします。楽しんで学ぶまたは学ぶのが楽しい状態は最も脳の働きが良い状態です。テストの得点という外的な評価にだけ目を向けてしまってはいませんか?それはお子さんの能力をダメにする、非常に危険な子育てです。楽しんで学んでいるか、学んだことについて納得感があるか、誰にも言われなくても自分から思索してボーっとしているかなど、お子さんの姿をよく観察してください。本当の成長・発達は一人でいるときに起きると言った有名な作家もいるくらいですから、次々にやるべきことのスケジュールを詰め込むことはやめて、一人でボーっとできる時間を確保することは子どもの発達にとって決定的に重要です。

国公立大学の2次試験もあと1か月と迫ってきていますが、こういう時期に不安からくるプレッシャーに打ち勝ち、東京大学などトップ校に合格していく生徒の特長は「人から言われることをうのみにせず、自分の考えを持っている」「時間の管理的にも人から言われることを当てにせず、マイペースで納得いくように時間を使っている」「従順ではないので、先生にかわいがられないタイプである」などの特徴点を持っています。

自分の価値基準で物事を納得いくまで考える。このことを早い時期から大切に育てていかねばなりません。

東京大学の受験に限らず、これからの社会で活躍する人は上記のような特徴を持っている人でしょう。

歩楽來は5歳からの一貫した個別教育の中で、そういう子どもをこそ育てていきたいと思っています。

 

吉祥寺から徒歩10分 東大受験に強い個別指導塾

Private school 歩楽來  文責 佐藤