古文漢文祭
国公立理系を受験する生徒を対象に「古文祭」「漢文祭」を実施しました。高2の内にセンターレベルの古文漢文はクリアしてしまおうという、3日間で30時間を超える古文漢文の集中学習です。古文は「竹取物語」を2日間ですべて解釈し読み切るという内容。岩波の文庫本と辞書を手にして、自分なりに解釈できたところまで、僕の前で現代語訳をしてクリアしたら次に進むという形式です。漢文は漢文の12句形の例文110を白文で書き出して、それを単元ごとにすらすらと読み、訳す。こちらの方は1日10時間ですべてクリアしていただくという内容です。総勢8名が参加して、竹取物語すべてをクリアした生徒は5名。漢文の句形は2名がクリアしました。途中までになってしまった生徒もいましたが、これも後日クリアしてもらう予定です。
浴びるように古文を漢文を読む。いわゆる「古典漬け」は大変効果が高く、やり切った瞬間にセンターの過去問をやらせると漢文は50点満点を取る生徒がほとんどで、古文は40点以上の得点が出せるようになります。特に古文は現代語がちょっとなまっている程度で、同じ日本語なんだなという認識が生まれてきます。こうなったらしめたもの。教えなくても様々な古典が自分の力でどんどん読めるようになってきます。漢文についてもわからない重要漢字は調べながら、自由に読めるようになります。
東京大学をはじめとする国公立の理系を目指している生徒は3年になると国語を勉強している時間が無くなりますので、今のうちにこのような集中学習をして国語の負担を軽くしてしまうことが合否を分ける重要ポイントとなります。高校2年生の内に理系は国語、文系は数学がポイントとなるということは国公立大学受験の常識事項といえるでしょう。
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Private school 歩楽來 文責 佐藤