歩楽來が提案する親子学習会

生みの親、名付けの親などという言葉はもう廃れ果てて、今や子育ては塾お稽古事、学校まかせ。でも、本当に子どもが健やかに育ち成長していくことを親は願ってやまないものです。

「教えの親」という新しくて古い考え方を歩楽來はご提案いたします。

先日、教育熱の非常に高い、ある地域で親子学習会イベントを催させていただきました。参加は7家族。ぐるっと四角く机といすを並べて、まずは親子で着席してもらいました。その後、保護者の方だけ席を移動してもらい、自分のお子さんでない方とペアを組んでいただき、用意した歩楽來オリジナルテキスト「読解力 物語のイメージ化~東京大学受験問題まで」を配布し、自分の親とは違う大人と一緒に勉強をしてもらいました。教える側のお母さん、お父さんの感想で最も多かったのが「自分の子どもでないと、すごく優しくしてあげられる」でした。そうですね。ご自分のお子さんだとついつい感情的になって怒ってしまったり、短気を起こしたりしてしまいがちですが、ほかの家庭の子どもだと、教える側の親御さんも気持ちが広くなって、子どもが考えるのを待ってあげることができるようになります。

塾の講師以上に上手に指導している姿が私の印象にも残りました。子どもたち(小学校1年生とその弟妹たち)もものすごい集中力を発揮して学習に夢中になり、学習会の後に予定していた懇談会の時間が無くなるほどでした。「親子で育ちあう」という現実の場面に、このように遭遇したのは私も初めてでした。

ママ友同士で子どもを連れて集まり、他の家庭のお子さんと一緒に勉強することで、親子ともに成長する。そういう学習会をやってみませんか?「他人様」に手を貸してもらいながら、子育て上手になり、健やかに成長する子どもの生育環境を手に入れましょう。