「学習ストレス」で、脳はフリーズする!?
「なんかモヤモヤして、すっきりと理解できない」。
こんな時ってありますよね。すっきりしないとイライラして怒りにも似た感情まで生まれてくるときもあります。
私たちの脳はこの「すっきりしないストレス」に思った以上に弱いようです。
私は学習の場面でよく発生するこのストレスを「学習ストレス」と名付けて、普段から子どもたちの様子をよく観察するようにしています。
すっきりしないことは人に聞いたり、本やネットで調べたりして、自分なりの納得を作っておく。できればその場で、または、早いうちに。
そうしないと「モヤモヤする」という感覚すらマヒしてきて、納得いっていない自分に気づかなくなります。
怒りにも似たイライラ感が、知らず知らず蓄積していって、どこかで爆発したり、考えるのを避けるようにさえなっていきます。
今の子どもたちのほとんどはこの「学習ストレス」が相当蓄積していて、「自ら考え、自ら学ぶ喜び」からかなり遠ざかったところにおかれているのではないでしょうか。
「テストがあるから勉強しなくちゃいけない」「先生に怒られるから勉強しなくちゃいけない」などこれらの強制が、学習ストレスを増幅させるのに大変効果的であることは誰の目にも明らかでしょう。
「とはいっても、うちの子は放っておくと、勉強しないでゲームばかりやっているから。。。」
これが多くの保護者の方々のお悩みであることは理解できます。しかしながら、本当にわかる楽しみ、新しいことを知る楽しみをこれまでどれだけお子さんに経験させられているでしょうか?
今からでも決して遅くありません。ストレスを除くリハビリテーションの期間が必要な場合がほとんどですが、そこを辛抱できれば、お子さんの学力(思考力)は驚くほど伸びるのです。
実際に大きく変貌を遂げて言った子たちを数多く見てきました。歩楽來での学習の仕方が、そういう子どもたちを大きく変えたのです。
合理的に思考し、モヤモヤをあきらめずに追求できるたくましさを身に着けた子どもたちは、進学の場面でも希望のところに行くことができています。
毎年、大学受験を迎える生徒を、多い時は10名、少ない時は2~3名ほど抱えていますが、少ない人数の中から毎年のように東大に合格していく生徒が出ているのは、合理的で楽しくなる学習法の成果だと考えています。
テストや宿題で強制する勉強は今すぐやめて、お子さんができるだけ早いうちから、わかる楽しみ・知る楽しみを生み出す学習に切り替えましょう。学習ストレスで脳がフリーズしてしまわないように。